ミックスハーフの子どものパスポート取得方法【2冊必要?】

「子どもが生まれたけど、パスポートって2冊もいるの?めんどくさそう…」
国際結婚をして子どもが生まれると、真っ先にぶつかる疑問のひとつがこれ!
ふじこも「え、2冊?どっちが先?大使館?役所?」と頭が少々こんがらがりました。
結論からお伝えすると、日本とオーストラリアのミックスハーフの子どもは、原則として2冊のパスポートを持つことを強くおすすめします
この記事では、両方の国のパスポートを取得済みの我が家の実体験も交えながら、ハーフっ子のパスポート事情をまるっと解説していきます!
そもそも、ミックスハーフの子どもの国籍ってどうなるの?
パスポートの話をする前に、まずは国籍の話を整理しましょう。
日本人とオーストラリア人の間に生まれた子どもは、原則として日本国籍とオーストラリア市民権(国籍)の両方を持つ「二重国籍」の状態になります。
なぜそうなるかというと、2カ国の法律がそれぞれ「この子はうちの子!」と言っているから。
日本の国籍法より:
父または母が日本国民であれば、子どもは出生と同時に日本国籍を取得します。
オーストラリアの国籍法より:
父または母がオーストラリア市民権者であれば、子どもは出生と同時に市民権を取得できます(ただし海外での出生の場合は登録手続きが必要)。
ふじこ生まれた瞬間から2カ国のパスポートを持てるって、ある意味すごい特権ですよね!
子どもたちにはこの事実を誇りに思ってほしいな、と思ってます♪



でも日本は大人になったら国籍選択が必要だよ!それについては後半に詳しく解説するね
パスポートは2冊必要? 結論:ほぼ必須です
二重国籍の子どもに2冊のパスポートが必要な最大の理由は、各国の「入出国ルール」にあります。
日本・オーストラリアともに、「自国民は自国のパスポートを使って入出国すること」が原則です。
つまり…
| 行き先・場面 | 使うべきパスポート |
|---|---|
| 日本への入国・日本からの出国 | 日本のパスポート |
| オーストラリアへの入国・オーストラリアからの出国 | オーストラリアのパスポート |
| その他の国への旅行 | どちらでもOK(ビザ不要な方を選ぶと便利) |
もし日本パスポートだけでオーストラリアに入ろうとすると、観光ビザや電子ビザ(ETA)が必要になるなど、余計な手間が発生することも。



オーストラリアも同じで、市民権があるのにビザ申請して入国しようとするとトラブルになる可能性があるよ。



ちゃんと2冊持っておくのがスマートね!
我が家の子ども達も2冊持っていて、日本を出る時は日本のパスポート、オーストラリアに入国の際はオーストラリアのパスポート、と使い分けています!慣れるとスムーズです。
日本のパスポートの取得方法
では具体的な取得方法を見ていきましょう。まずは日本パスポートから!
日本在住の場合(出生後すぐに申請)
日本で子どもが生まれた場合は、以下の流れで手続きを進めます。
STEP 1 | 出生届を提出する
生まれた日を含めて14日以内に、住んでいる市区町村の役所に出生届を提出します。これで子どもが戸籍に登録され、日本国籍が正式に確定します。
STEP 2 | 戸籍謄本を取得する
出生届が受理されてから数日後、戸籍謄本を取得できます。パスポート申請には発行から6か月以内のものが必要なので、申請直前に取るのがベストです。



戸籍謄本を取るタイミング、早く取りすぎて有効期限が切れたことがあります(涙)
戸籍謄本はパスポート申請の直前に取るようにしましょう!
STEP 3 | パスポートを申請する
住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口へ書類を持参して申請します。
必要書類(未成年の場合)
- 一般旅券発給申請書(窓口でもらえます)
- 戸籍謄本(6か月以内のもの)
- 顔写真 1枚(縦4.5cm×横3.5cm)
- 法定代理人(親権者)の本人確認書類
申請時の注意点
- 18歳未満は5年有効のパスポートのみ申請可能(10年用はNG)
- 申請書の記入・提出は親権者が代理で行えますが、受け取りは原則として本人が窓口へ出向く必要があります
- 申請から受領まで約1〜2週間かかります
オーストラリア在住・海外在住の場合
在外申請の場合は在外公館(日本大使館・総領事館)で手続きができます。在オーストラリアの場合は、キャンベラ・シドニー・メルボルン・ブリスベン・パースの各公館が対応しています。
在外申請は申請から受領まで約1か月かかることが多いため、渡航予定がある場合は早め早めに動くのがポイントです!



在外申請の場合は「在留届」を出していると手続きがスムーズになるよ。まだの人は出しておこう!
オーストラリアのパスポートの取得方法
次はオーストラリアのパスポート取得です。こちらはちょっとステップが多め。
でも一度やってしまえば、その後は更新だけなので、該当する方は最初だけ頑張りましょう!
STEP 1 | オーストラリアの出生登録(国籍登録)をする
海外(日本)で生まれたオーストラリア市民権者の子どもは、自動的に市民権を持つわけではなく、出生の登録が必要です。これ、意外と知らない方も多いんです!
日本在住の場合は、在日オーストラリア大使館(東京)または在大阪オーストラリア総領事館で手続きを行います。
主な必要書類(目安)
- オーストラリア人の親のパスポート(有効なもの)
- 日本の出生証明書(戸籍謄本)+英訳
- 両親の婚姻証明書(必要な場合)
- 申請書(大使館のウェブサイトからダウンロード)



日本の戸籍謄本はそのままでは読めないから、英訳が必要だよ。プロに頼むと高いけど、自分で翻訳してもOKな場合もあるから大使館に確認してみてね。



ふじこも自分で英訳に挑戦しました。ちゃんと受理されたので、できないことはないですよ!
翻訳した人の氏名住所・署名が必要なのでその辺りはお忘れなく!
STEP 2 | オーストラリアのパスポートを申請する
申請場所
在日オーストラリア大使館(東京)または在大阪オーストラリア総領事館。来館または郵送での申請が可能ですが、15歳以下の子どもは来館が必要(片方の親の代理来館でOK)。
主な必要書類
- パスポート申請書(大使館のウェブサイトからダウンロード)
- オーストラリア市民権証明書(初回申請時に必要)
- 子どもの出生証明書(日本の場合:戸籍謄本+英訳)
- 親のパスポート(原本のみ・コピー不可!)
- パスポート用写真 2枚(背景は白または薄いグレー。青・黒の背景はNG)
- 申請費用
Guarantor(身元証明人)が必要!
オーストラリアのパスポート申請では、申請書にGuarantor(ギャランター)と呼ばれる身元証明人のサインが必要です。オーストラリア国籍の方、または医師・教師・弁護士・警察官など所定の職業に就いている方がなれます。
これが意外と大変で…!我が家の場合は旦那P君の友人にお願いしたのですが、申請書に署名してもらう枠が小さくて、友人が枠をはみ出して書いてしまい、当日に申請を断られた経験があります(涙)



署名は絶対に枠の中に収めること! 大事なのでもう一度言います。枠の中に!



あのときは友人もすごく申し訳なさそうにしてたよ…でも、その後ちゃんとやり直して無事に取れたから大丈夫!
2冊のパスポート、空港での使い分けは?
両方のパスポートが取得できたら、実際の旅行時の使い方を確認しておきましょう。
基本ルールはシンプルです:
入国する国のパスポートを使う!
- 日本に入国するときは日本のパスポートを出す
- オーストラリアに入国するときはオーストラリアのパスポートを出す
子どもが小さいうちは親が管理するので問題ないですが、子どもが大きくなってきたら
「どっちのパスポートを出すか」をちゃんと教えてあげることが大事!空港でパニックにならないようにしましょう!
よくある質問Q&A
Q. 2冊のパスポートで名前の表記が違っても大丈夫?
日本のパスポートには日本語の氏名とヘボン式ローマ字、オーストラリアのパスポートには英語名が記載されます。ミドルネームが日本のパスポートに入らない場合など、表記が完全に一致しないことも。これは基本的に問題ありません。
ミドルネームについては、こちらの記事でも詳しく解説しています!
→ ミドルネームってなに?国際結婚で子供ができたら必要?
Q. それぞれのパスポートの有効期限は?
日本のパスポート:
18歳未満は5年有効のもののみ。5年ごとに更新が必要です。
オーストラリアのパスポート:
16歳未満は5年有効(大人は10年)。
2冊の更新タイミングがズレることが多くて、「あ!来月オーストラリアのパスポートが切れる!」ってなることがあります(笑)



手帳やスマホのカレンダーに更新時期を登録しておくのをおすすめします!
また残存有効期間に注意!国によっては入国時に「パスポートの有効期限が〇か月以上残っていること」という条件があります。一般的に6か月以上は残しておくと安心です。
Q. 18歳になったらどうなるの?国籍選択って何?
日本の国籍法では、二重国籍の状態で成人になった場合、22歳(または二重国籍になってから2年以内のいずれか遅い方)までに日本国籍かもう一方の国籍かを選択する必要があります。選択しないままでいると、法務大臣から催告書が届き、それでも選択しない場合は日本国籍を失うことになります。
「どっちの国に住みたい?どっちの国で働きたい?」という視点で考えると話しやすいですね。



これは本人の意思がとても大切なことだから、子どもが大きくなったら早めに家族で話し合っておくといいね。
我が家もこれ、真剣に話し合っています。どちらの国も素晴らしい国だからこそ、子どもが自分で考えて選んでほしいなと思ってます。親としては「どちらを選んでも応援する!」というスタンスで。
ただ、周りの国際結婚カップルに聞くと、日本を選んでおいたほうがビザが面倒じゃ無いねって声が多いです。
まとめ:早めの準備が絶対おすすめ!
長くなりましたが、最後にまとめをどうぞ!
取得の大まかな流れ
【日本パスポート】
出生届(14日以内)→ 戸籍謄本を取得 → 各都道府県のパスポート窓口で申請 → 1〜2週間で受領
【オーストラリアパスポート】
在日大使館で出生登録(国籍登録)→ パスポート申請(Guarantorの署名が必要)→ 数週間で受領
使い分けのルール:
日本入出国は日本パスポート / オーストラリア入出国はオーストラリアのパスポート
そして一番お伝えしたいのが、「早め早めに動く!」ということ。特にオーストラリアのパスポート申請はGarantorを探したり、戸籍謄本の英訳を用意したりと準備に時間がかかります。「旅行直前に気がついた!」では間に合わないこともあるので、子どもが生まれたら早めに両国の手続きを進めておくのがベストです。
我が家は子どもたちのパスポートを2冊ずつ持っていますが、今では当たり前のこととして自然に使いこなしています。最初は面倒に感じたけど、慣れてしまえばなんてことない!ミックスハーフっ子のパスポート、ぜひ早めに揃えてあげてくださいね♪



2冊のパスポートは2つの国に愛されている証拠。子どもには誇りを持ってほしいね。
※この記事はふじこの個人的な体験と執筆時点の情報をもとにしています。申請に必要な書類・手数料・手続きの流れは変更になることがあります。最新情報は外務省・在日オーストラリア大使館の公式サイトでご確認くださいね🎵







