「これ何のお祭り?」オーストラリアでイースターに戸惑った話

オーストラリアに来て驚いたことのひとつが、イースターの存在感の大きさでした。
日本にいるころはあまり身近ではなかったのですが、こちらではスーパーにチョコレートエッグが山積みになり、街の雰囲気がガラッと変わります。最初の年は「これは何のお祝いなの?」と戸惑いました。
今回は、そんな私が暮らしの中で学んだイースターのことを、由来から楽しみ方まで、まとめてご紹介します。キリスト教徒でなくても十分に楽しめるお祭りですので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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🕊️ イースターって、どんなお祝いなの?
「Easter(イースター)」は、キリスト教でもっとも重要なお祭りのひとつです。イエス・キリストが十字架にかけられたのち、3日後に復活したという出来事を記念するもので、「復活祭」とも呼ばれます。
毎年日程が変わるのも特徴で、「春分の日の後の最初の満月の翌日曜日」というルールで決まります。そのため年によって3月下旬から4月下旬の幅があります。
📅 2026年のイースターは?
今年のイースターは 4月5日(日) です。まさに今週末!
グッドフライデー(4月3日)からイースターマンデー(4月6日)まで、オーストラリアでは4連休になります。
もうひとつ興味深いのが、「Easter」という名前の語源です。古代の春の女神「Eostre(エオストレ)」に由来するという説があり、卵やうさぎが象徴として使われるのも、もともとは春の訪れや「命の再生」を祝う古い風習が混ざり合ったからだと言われています。
つまりイースターは、キリスト教の「復活」の信仰と、ヨーロッパの「春のよろこび」が重なった、とても豊かな文化のお祭りなのです。
ふじこ最初は「クリスマスの春版みたいなもの?」くらいにしか思っていませんでした
でもこちらで暮らしていると、クリスマスより生活に溶け込んでいる感じがするんですよね。
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🦘 オーストラリアのイースター、実はとってもユニーク!
ここからは、私が実際に体験してきたオーストラリアならではのイースターをご紹介します。他の国とはちょっと違う、おもしろい特徴がいくつもあります。
🍂 秋のイースター
日本やヨーロッパでは春のお祭りとして知られるイースターですが、南半球にあるオーストラリアでは4月はちょうど秋。朝晩は涼しくなり、葉が色づきはじめる季節です。
「春の祭り」なのに秋…という不思議さも、こちらならではの楽しみ方です。涼しくなりつつある空気の中でチョコレートを食べるのです。
みんなチョコ好きで、いつも何かにつけてはチョコ食べてる気がしますが。
🐰 イースターバニーはオーストラリアでも大人気!
イースターといえば「イースターバニー(Easter Bunny)」。クリスマスのサンタクロースのように、イースターバニーが子どもたちにチョコやプレゼントを届けてくれると言われています。スーパーにはうさぎの形をしたチョコレートがずらりと並び、子どもたちのテンションが上がります🐇
うさぎが象徴とされるのは、昔から「命の豊かさ」や「繁栄」を表す動物として大切にされてきたことに由来するとされています。オーストラリアでもこのバニー文化はしっかり根付いていて、チョコのバニーはイースターシーズンの定番中の定番です。
スーパーにうさぎ型チョコが大量に並ぶ光景、最初は「こんなに売れるの?!」と驚きましたが、毎年あっという間になくなっていくんですよね(笑)。
🐾 豆知識:オーストラリア限定「ビルビー」チョコも
スーパーの片隅に、うさぎではなく「ビルビー(Bilby)」という見慣れない動物のチョコレートが並んでいることも。オーストラリア固有の絶滅危惧種で、売上の一部が保護活動に寄付される仕組みになっています。バニーチョコのついでに探してみると面白いですよ🐾
🎯 エッグハント&ホットクロスバン
子どもたちに大人気なのがエッグハント。庭や公園にカラフルなプラスチックの卵(中にチョコやシールが入っている)を隠しておき、子どもたちが探し回るというゲームです。学校や地域のイベントでもよく開催されていますし、我が家も毎年絶対やってるセレモニーで、盛り上がります🎵



子供も大人も必死で隠されたチョコを探す純粋に楽しいゲームだよ!
そしてイースターのシーズンになると必ず登場するのがホットクロスバン(Hot Cross Buns)。
上に十字の模様が入ったスパイス入りの甘いパンで、スーパーでも大量に販売されます。バターを塗って食べるのが定番です🍞
ホットクロスバンは最初「なんでパンに十字が?」と思っていましたが、十字架を表しているんですね。シナモンの香りがよくて、食べはじめたら止まらなくなります。
スーパーで早ければ1月ごろから並びはじめるのにも驚きました!
家で焼くお友達も多いです、焼きたてが一番おいしいですから❤️
🚗 4連休の過ごし方
オーストラリアではイースターはグッドフライデーからイースターマンデーまでの4連休。多くの家族が旅行に出かけたり、バーベキューを楽しんだり、親戚が集まったりします。



とにかくオージーはBBQ大好きなので、何かにつけてBBQはセットです!
一方で、グッドフライデーはキリストが亡くなった日として扱われるため、静粛に過ごす地域も。スーパーや店舗が終日閉まることも多く、特に田舎では「あ、買い物しておけばよかった!」となりがちです。旅行の際は要注意ですね!
⚠️ オーストラリア旅行中にイースターが重なるときの注意
グッドフライデー(聖金曜日)は多くのお店が終日休業するか、営業時間が大幅に短縮されます。観光地や大型ショッピングモールは開いていることが多いですが、地方では本当に閉まっているので、事前に確認しておくと安心です。


ちなみに我が家の今年のイースターはこんなアイテムが揃っています。この中にある卵形のチョコを家や公園の中に隠しては見つけるゲームを毎年やってます。



結構大きなサイズなんだよ!イースターバニーのチョコなんて、ずっしり〜
オーストラリアでのメインはやっぱりCADBURYのチョコですね〜



実際チョコレート工場も行きましたが、みんなこのメーカーが好き❤️
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🌸 クリスチャンじゃなくても、楽しんでいい?
「イースターはキリスト教のお祭りだから、信者じゃない自分が楽しむのはどうなんだろう…」と、最初は少し戸惑いがありました。でも、こちらで暮らしてみると、そういう感覚はすぐに消えました。
実際うちのP君もクリスチャンではないですけど、必ずイースター祝ってます🎵
🦘豆知識
実はオーストラリアでも、イースターを純粋に宗教行事として過ごす人はだんだん少なくなっています。今では多くの人にとって「家族が集まる連休」「チョコレートを楽しむ季節」として定着しています。日本でいうクリスマスと同じ感覚ですね。
日本でも、多くの人がクリスマスをキリスト教の信仰とは関係なく楽しんでいますよね。それと同じように、イースターも季節のイベントとして、文化として楽しむのはごく自然なことです。
🌷 クリスチャンでなくても楽しめるイースターの過ごし方
・カラフルなイースターエッグやうさぎの飾りを部屋に飾る
・チョコレートエッグやビルビーチョコを家族や友人と食べる
・子どもと一緒にエッグハントを自宅でやってみる
・ホットクロスバンを焼いてみる
・連休を使って旅行や自然の中でのんびり過ごす
イースターの色とりどりの装飾は、春(オーストラリアは秋ですが)の訪れを感じさせてくれます。宗教的な意味を超えて、季節の変わり目を祝う気持ちは、どこの国の人にも共通するものですね。
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🌍 ちなみに世界では?
参考までに、世界のイースター事情も少しだけご紹介します。国によってずいぶん違うので見比べると面白いですよ。
🇺🇸アメリカ
ホワイトハウスの「エッグロール」が有名。エッグハントと家族のBBQが定番。
🇬🇧イギリス
チョコエッグのギフトが盛ん。4連休でゆっくり過ごすのが主流。
🇩🇪ドイツ
木の枝にカラフルな卵を飾る「オスターバウム」がクリスマスツリーのよう。
🇬🇷ギリシャ
真夜中のミサと花火が盛大。ラム肉のBBQでお祝いする習慣があります。
🇸🇪スウェーデン
子ども達が魔女のコスプレで近所を回り、お菓子をもらう。ハロウィンみたい!
各国で「卵」と「うさぎ」は共通しつつも、そこに各地の文化や気候が混ざって、まったく違う祝い方になっているのが面白いところです。
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🌸 まとめ
- イースターはキリスト教の「復活祭」だが、古くからの春の祭りとも融合した豊かなお祭り
- オーストラリアでは4月=秋に迎えるイースター。4連休があり、バニーチョコやホットクロスバンなど独自の文化も
- グッドフライデーは多くのお店が閉まるので、旅行中は事前チェックを忘れずに
- クリスチャンでなくても、チョコやエッグハント、飾りつけなど季節のイベントとして十分楽しめる
オーストラリアに住んでいると、こういった文化の違いに気づくたびに、世界の広さを感じます。みなさんもぜひ、今年のイースターを楽しんでみてくださいね🐣












