ハミルトン島で結婚式を挙げた話|ハプニング盛り沢山の国際結婚ウェディング【体験記】

国際結婚23年のふじこ、結婚式を挙げたのはオーストラリア・クイーンズランド州のハミルトン島(Hamilton Island)。グレートバリアリーフに浮かぶ、あの憧れのアイランドリゾートです。
…と書くとキラキラの思い出のようですが、実際は式前日にサイクロンが来てヒヤヒヤしたり、前日にいきなり「ウェディングケーキのイチゴが無い」と電話が来たり、ヘアセットが長時間になった割にはあらかじめ相談していたスタイルと全く違う仕上がりになったり、迎えのリムジンのエアコンが壊れていてまさかの灼熱だったり、日本では起こりえないハプニングがてんこ盛り。この記事では、そんな島の結婚式のリアルを、当時の思い出とともにお届けします💒
ふじこ「私たちの結婚式、ほんとにできるの…?」と空を見上げた日のことは今でも忘れません(笑)
なぜハミルトン島?実は最初は別の島でした
当初の予定は、ハミルトン島の近くにある高級リゾート・ヘイマン島。ガラス張りの教会から海がパノラマで見渡せる、雑誌でも常連で皇室御用達の美しい島です。「もうこの島しかない🎵」
ところが実際に見学へ行ってみると、雑誌で見た写真とは印象が違ったうえに、島へ渡る船の便が思ったより少ない…。これでは参列者が絶対困るパターン!さらに「島自体が高級すぎてみんなが気を遣う」という理由で、P君の周囲がすごい勢いで私たちの計画に圧をかけてきました(笑)



「ハミルトンの方が近くて便利で楽しい島よ!チャペルも可愛いのよ〜」って、みんなが猛プッシュしてきたんだよね。
あまりにもアドバイスがすごいので実際にハミルトン島を見学してみると、確かに島のどのエリアも素敵で、本当にみんなが楽しめる雰囲気。速攻で計画変更となりました。結果的に、この選択は大正解でした❤️
まさかのサイクロン接近!?
そして迎えた結婚式。よりによってこのタイミングで、サイクロン接近の知らせが…!
「せっかく日本からもみんな来てくれるのに、式はできるの?」「飛行機は飛ぶの?」「フェリーは休止?」と、空模様が心配でたまらない日を過ごしました。
結果は…サイクロンは式の前に無事去ってくれました!ただし、去った翌日のハミルトン島は湿気がものすごい。真夏の暑さと湿気のダブルパンチで、ドレスの花嫁にはなかなか過酷なコンディションでした💦



ちなみに豆知識!日本では「台風」、北米では「ハリケーン」、そしてオーストラリア近海では「サイクロン」と呼ぶんだよ! 発生する場所で名前が変わるだけで、正体は同じ熱帯低気圧なんだけどね。
クイーンズランドの夏(11月〜4月頃)はサイクロンシーズン。ビーチウェディングを計画される方は、この時期の天候リスクも頭に入れておくと安心です。
いちご🍓ケーキ事件|「いちごが無いけど、他のフルーツでもいい?」
日本で激烈に多忙なサラリーマン&フォトグラファーだった私は結婚式の準備をほぼP君に任せていました。その中のP君のこだわりがウェディングケーキ。P君はウェディングケーキはいちごたっぷりの3段の生ケーキでお願いしてありました。私は写真アルバムだけこだわったのみ。
ところが、ハミルトン島に渡る前日。島のウェディング担当から1本の電話が…
「イチゴの入手が難しくて•••、他のフルーツでもいいですか?」



なんで今ごろ?ずっとイチゴって言ってたのに!どうしてもイチゴじゃないと困る!
P君が押し切ったところ…当日はちゃんとイチゴたっぷりの3段ケーキが登場しました。じゃああの電話は何だったの!?今でも謎です。P君はオージーだから適当なんだと自分の国を軽くディスってましたが、「え?結婚式だよ」って思ったのを覚えてます。



これぞオーストラリアあるあるの「She’ll be right(なんとかなるさ)」精神。直前にヒヤッとさせられるけど、最後はなぜかちゃんとなってる。そんな国です(笑)
ヘアスタイル何これ事件|クールビューティーはどこへ?
宿泊は島で一番ラグジュアリーなホテル✨ インフィニティプールがあって5つ星★
ハミルトンウェディングだからランクアップされるのです。
島全体がリゾートなので、どこを歩いてもハッピーな空気に包まれています。そして迎えた式当日、朝早くから島の美容室へ向かいました。
ところが予定外でめちゃくちゃ時間がかかる!新人さんに教えながら?試行錯誤タイムが長すぎて1時間以上経っても出来上がらない。そして仕上がったのは、思い描いていた「クールビューティー」とはまったくかけ離れた、可愛すぎる雰囲気のヘアスタイル…



え?これで行くの…?と鏡の前で固まりました(笑)
事前の打ち合わせでは「シンプルでいい」と伝えたのですが、ぶりぶりぶりっこスタイル。まるっきりイメージの反対のさらに向こう側。心の中で半泣きでしたが、時すでに遅し。その時すでにもうリムジンのお迎えが来ていることを知らされてやり直す時間はない!まだドレスも着てない、メイクもしてないし〜って状態。
慌ててホテルの部屋でドレスを着用して、メイクは自分で速攻5分仕上げ!友達が手伝ってくれて背中に白いパウダーつけたり、もうてんやわんや。こんなドタバタある?ってほど早送りでリムジンに。
あの髪型だけはもう1回やり直したいほどです。
島には日本の有名なコーディネートの会社もありましたが、P君日本語わからないし、任せっきりだったので細かなことを指定したければ日本人がいる会社を指定するほうが良さそうです。
灼熱リムジン事件|トロピカル島になぜかムートンシート
バタバタと着替えてすでに汗だくのまま乗り込んだ、お迎えのリムジン。前日のサイクロンの影響で、この日の島は超絶蒸し暑い。ところがドアが開いた瞬間、目に飛び込んできたのは——シートに敷かれた、ふっかふかのあったかいムートンカバー!



なぜ、このトロピカルアイランドでムートン…?冬のヨーロッパならわかるけど〜
混乱する私たちに、ドライバーさんがにっこり、追い打ちの一言。
「エアコンが壊れちゃってて。教会までちょっと暑いけど、どうぞー!」
もう笑うしかない。サイクロン明けの湿気+真夏の暑さ+エアコン故障+ムートンシート。ウェディングドレスの花嫁を乗せる装備としては、何ひとつ噛み合っていません(笑)
そして教会に着いたら着いたで、セットしたピン刺しまくりの髪はほつれてくるし、汗だくで気持ち悪いし…。でもみんなが待っているから、花嫁は笑顔にならなきゃいけないのです。今思い出しても大変でした!
ちなみに式が終わった後は、リムジンではなくカートに乗って自分たちで島をドライブしながら帰りました。風が気持ちよくて、こちらは超快適♪



それにしても、冬でもあったかいエリアなのに、あのムートンって必要だったのかな?いまだにミステリーだね(笑)
陽気すぎる親族事件|神聖な雰囲気どころかヒューヒュー!
汗だくでたどり着いた教会で、いよいよ挙式。日本の結婚式といえば、静かで神聖な雰囲気の中、厳かに進んでいくもの…ですが、ここはオーストラリア。P君の親族はみんなめっちゃカジュアルな装いで参列していて、教会の中はどこまでも陽気です。


ヴァージンロードは、P君のステップファーザーが腕を組んでエスコートしてくれました。ガチガチに緊張していた私を落ち着かせようと、待機してるドアの前でずっと話しかけてくれて、最後にパチッとウインク。あの瞬間、めっちゃ緊張が解けました。大好きなお父さんです❤️



あのウインクはカッコ良すぎて、一生忘れられない!
そして誓いのキスの瞬間には「ヒューヒュー!」と歓声が!神聖な雰囲気どころか、まるでライブ会場のような盛り上がりでした(笑)
そんな中、うちの母だけは感動して泣いていました。すると今度はそのステップファーザーが、母の肩をずっと抱いてヨシヨシ。感動で泣く日本の母と、慰めるオージーの義父——文化の違いがぎゅっと詰まった光景でした。
そしてこの光景、P君のお母さんは今でもネタにして笑っています(笑)私のダーリン貸し出したわよって😆
謎の日本食事件|ヨーロピアンレストランにカツ丼もどき!?
式の後のお食事は、島のヨーロピアンレストランで。ところがテーブルに並んだ料理をよく見ると…なぜか不思議な日本食がちらほら。え、これって…カツ丼もどき?結婚式なのに??



日本人の花嫁に気を利かせてくれたの…?でもここ、ヨーロピアンレストランだよね…?
しかもそのカツ、焦げてました。さらに量もやたら多くて、盛り付けが雑すぎ〜!
みんなで食べても食べても全然減らない。おしゃれなウェディングのお料理を想像していたのに、まったく結婚式っぽくない豪快な食卓でした(笑)
そういえば、お料理の詳細について私は何ひとつ聞かれていませんでした。どこまでもテキトー。でもあのカツ丼もどき(たぶん優しさ)だけは、ありがたく受け取っておきました(笑)
オーストラリアの「食べきれない量」問題は、こちらの記事でも笑えます👇


ハミルトン島ってどんなところ?
ハミルトン島は、世界遺産グレートバリアリーフの真ん中に浮かぶウィットサンデー諸島のリゾートアイランド。一般車が走っておらず、移動はカートが基本という大変のどかな島です。
そして島の近くには、あの有名なハートリーフ(ハート形のサンゴ礁)が!
遊覧飛行で上空から眺められる、恋人たちの聖地です。ハネムーンやウェディングの舞台に選ばれるのも納得のロケーションですよ。



ケアンズからも近いエリアだから、グレートバリアリーフ観光と組み合わせるのもおすすめだよ!
ハミルトン島の公式サイト(日本語)はこちら👇 アクセスやホテル、ウェディングの情報がまとまっています。
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クイーンズランド州の観光は、こちらの記事もどうぞ👇




まとめ|自由で忘れられない島の結婚式
結婚式だからと改まりすぎることもなく、どこまでもカジュアルでフレンドリー。当時の日本の結婚式のイメージとは大きくかけ離れていましたが、自分たちで作り上げた手作り感こそが、何より心に残っています。
サイクロンにヒヤヒヤし、灼熱のリムジンで汗だくになり、コーディネーターもいない自由すぎる式でしたが、だからこそ全部が「自分たちの結婚式」でした。島の人みんなに祝福されてカートで駆け回ったあの日のことは、23年経った今でも鮮明に思い出せます。あの灼熱のリムジンの車内も——なんだかんだで、ぜんぶ良い思い出です。
どこまで行っても適当なオージーの対応に、いちいち文句を言うのもアホらしくなって、クレームはひとつも入れませんでした。その代わり——全部ネタにしました。こうして23年後にブログに書いているんだから、あのハプニングたちも十分元は取れています(笑)
ちなみにこちらが当時の結婚証明書。挙式地の欄には、しっかり「Hamilton Island, Queensland」と書かれています。


オーストラリアの結婚式のスタイルや、国際結婚の手続きについてはこちらの記事でどうぞ♪













