オーストラリアでアワビ採り⁉ パース名物・年にたった4時間の解禁日【ライセンスと最新ルール】

「実はオーストラリアでアワビが採れるって知ってました?」
パース周辺では、アワビ漁が許される期間があるのです!
年にたった数回、朝の1時間だけ。解禁日の朝には、ビーチに何千人もの人が押し寄せる夏の名物イベントになっています🦪
この記事では、パース在住時代にP君に誘われてアワビ採りを体験したふじこが、その面白さと、2026年時点の最新ルール(ライセンス・解禁日・持ち帰り制限)をあわせてご紹介します!
ふじこ「アワビ」って英語でアバロニ(abalone)って言うんです。私もパースで初めて知りました!
パースのアワビ漁は「年にたった4時間」
パースを含むウェスタンゾーン(Western Zone/Zone 1)では、アワビの資源保護のため、漁が許される時間が驚くほど短く決められています。
| 解禁日 | 夏の指定された土曜日、シーズンに4回だけ(悪天候時の予備日あり) |
| 時間 | 朝7:00〜8:00の1時間のみ |
| エリア | ウェスタンゾーン:バッセルトン桟橋〜グリノー川河口(ロットネスト島などの島も含む) |
| 対象 | ロウズアバロニ(Roe’s abalone) |
たとえば2025-26シーズンの解禁日は、2025年12月13日・2026年1月10日・2月7日・2月21日の4日間でした。つまり1年でアワビが採れるのは合計4時間だけ!



解禁日の日程は毎年11月頃に発表されるよ。「今年はいつ?」は政府(DPIRD)の公式サイトで確認してね!
解禁日の朝は、夜明け前からビーチに人がずらり。7時の合図とともに一斉に海へ入っていく光景は、ちょっとしたお祭りです。2024-25シーズンにはなんと11,424件ものライセンスが発行されたほどの人気ぶり。ライフセーバーも特別に出動する、パースの夏の風物詩なんですよ。
参加にはライセンスが必要(年間$50)
アワビ漁に参加するには、アワビ専用のレクリエーション・フィッシング・ライセンスが必要です。
- 💳 料金:年間$50(16歳未満とシニアは半額。他の釣りライセンスと同時申請で10%割引)
- 🌐 申請:西オーストラリア州政府(DPIRD)のサイトからオンラインで可能
- 📅 有効期間:支払いから12か月
持ち帰りのルールはかなり厳格!
- 🦪 採っていいのは1人1回(セッション)15個まで
- 🎒 持ち歩ける所持数は20個まで。自宅で保管できるのも最大80個までと決まっています
- 📏 サイズは6cm(60mm)以上のみ。しかも岩から剥がす前に専用の計測ゲージ(釣具店で購入可)で測る義務あり!目分量やドライバーの印で測るのは違反です
- 🐚 殻から外すのはビーチから200m以上離れてから。係官がサイズを確認できるよう、現場では殻付きのままで
- 🙅 採っていいのは自分の分だけ。同じグループでも他人の分を代わりに採るのはNG。スキューバ等の潜水器材も使用禁止
- ⚠️ 違反には最大1万ドル+獲物の価値の10倍の罰金。採ったアワビを売るのはさらに重い罪(最大40万ドル)です
ちなみにバッセルトン以南の「サザンゾーン」は10月1日〜5月15日のロングシーズン制など、エリアによってルールが異なります。公式のルールブックには日本語版も用意されているので、参加前に必ず最新版をチェックしてくださいね。



アワビは成長がゆっくりな生き物だから、資源を守るためにルールがとっても厳しいんだ。未来もアワビ採りを楽しむために、みんなで守ろうね🐨
オーストラリアではどう見られてる?
この解禁日、現地では夏の風物詩ニュースとしてすっかり定着しています。解禁日の朝には地元ニュースが「今朝7時、数千人がビーチに集まりました」と空撮映像つきで報道。「世界で一番短い漁シーズン」なんて紹介されることもあるんですよ。
そして面白いのが参加者の顔ぶれ。アワビを高級食材として大切にする食文化を持つアジア系オーストラリア人のファミリーが中心で、家族総出の年中行事になっています。一方で、いわゆるオージーには「わざわざ朝7時に岩場へ…?」という人も少なくありません。昔のオーストラリアではアワビが釣りエサ扱いだった時代もあるほどで、この温度差も文化の違いの面白いところですね。



鮑って日本ではとても高級なんだね、知らなかったな〜
また、アワビはアジア市場で高値がつくため密漁が社会問題になっていて、「売ると最大40万ドルの罰金」という厳しさもその背景からきています。だからこそ、一般の参加者の「ルールを守ってみんなで資源を守ろう」という意識はとても高いんです。
ちなみに我が家は、アワビをありがたがる日本人(私)と、そこまで興味のないオージー(P君)の国際結婚チーム。まさにこの「温度差」を体現していました(笑)
ふじこのアワビ採り体験記
私が体験したのは、パースに住んでいた新婚時代。P君に「アバロニ採りに行こう!」と誘われて、ノースビーチ(North Beach)エリアの岩場へ行きました。



パースっ子にとってアワビ採りは夏の恒例行事!家族や友達と行って、採ったアバロニをみんなで食べるんだよ。
日本ではアワビといえば高級食材。それが自分の手で採れるなんて、びっくり!それだけで大興奮でした。岩にぴったり張り付いているアワビを探して、専用の道具で丁寧に剥がして採ります。
実際に行ってみるとビーチは結構な人!みんな真剣そのもので、限られた時間のなか一生懸命アワビを探していました。おかげさまで我が家もたくさん収穫できました🎵



「日本だったら1個いくらすると思う⁉」ってずっと言ってた気がします(笑)海の恵みに感謝です🦪
気になるお味は…?
持ち帰ったアバロニ、日本のアワビと比べると食感は少し硬め。焼いたり煮たり、いろいろ試行錯誤しました。



実はうちのP君、そんなに海鮮好きじゃなくて…たくさん採れたのに2人では食べきれませんでした(笑)
せっかくの海の恵みも、食べきれなければもったいない!採るのは食べられる分だけにするのが、資源のためにも自分のためにもおすすめです。大人数やお友達家族と一緒に行くのが正解かも🦪
私もお友達にあげました🎵
⚠️ なお、私が体験した当時と違って、現在は禁漁エリアが増えています。ノースビーチ周辺の一部(ウォーターマンズ・リーフ観察保護区)は全面禁漁、コテスロー周辺も2003年から禁漁です。場所選びは必ず公式の最新マップで確認してくださいね。
安全にはくれぐれも注意!
楽しいアワビ採りですが、実は毎年のように事故が起きています。アワビがいるのは波の当たる岩場。滑りやすく、大きな波にさらわれる危険があるため、州政府がライフセーバーの特別パトロールに予算をつけているほどです。
- 🌊 波が高い日は無理をしない(悪天候なら解禁日自体が中止になることも)
- 👥 必ず誰かと一緒に。単独行動はNG
- 👟 マリンシューズなど滑りにくい靴で。海から目を離さない
- 🏊 泳ぎに自信がない人は、膝より深いところに行かない
公式情報リンク集
- 🎫 ライセンスの申請・更新(DPIRD公式)
- 📖 アワビ釣りガイド最新版(日本語版あり・DPIRD公式)
- 📋 ロウズアバロニの最新ルール(州政府公式)
- 🏖️ 場所選び・安全情報(サーフライフセービングWA)
まとめ|パースの夏のレアイベント
- パース周辺のアワビ漁は年4回・朝の1時間だけの超レアイベント
- 参加には専用ライセンス(年間$50)が必要。オンラインで取得できます
- 持ち帰りは1人15個まで・6cm以上。ルール違反は高額罰金
- 岩場は危険もあるので、安全第一で!
夏(12月〜2月)にパースに滞在する予定があって日程が合うなら、これほど「オーストラリアに住んでる!」を実感できるイベントはなかなかありません。最新の解禁日をチェックして、ぜひ体験してみてくださいね🦪✨
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